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2024.03.18

バストケア

【プロが徹底的に解説】そのトレーニングは合っている?バストトレーニングの知識を

最近は、筋トレに夢中になる女性も増えています。
筋肉ムキムキ、お腹やウエストはしっかり締まっている体型と、ふっくらバストはすぐには結びつきません。
では、筋トレ女子でもバストアップができるのでしょうか。

筋トレで体を引き締めることや筋肉を増やしてバキバキにしつつも、女性らしいバストを手に入れるためにはどうすればいいか、解説していきます。

 


■大胸筋を鍛えるとバストアップする


 

筋トレをしていない女性においても、大胸筋を鍛えるとバストアップするらしいという知識がまかり通っていることがあります。

 

そこで、胸の前で手を合わせる合掌のポーズをして、胸を大きくしようとしている人もいるかもしれません。
ですが、少し間違っている点があります。
大胸筋を鍛えたからといってバストアップできるわけではありません。
バストアップさせるには、バストの脂肪を増やすことが必要です。
そのため、大胸筋を鍛えただけでは、バストのボリュームは増やせません。
もちろん、大胸筋を鍛えることでバストを支える土台ができるので、筋トレが無駄になるわけではありません。
ただし、筋トレだけではバストを大きくできるわけではないので、その点は覚えておきましょう。
バストが大きくなるための土台をしっかりさせたうえで、ボリュームアップが図れるという点で、筋トレすることは間違っていません。

筋トレをすることで、よりバストアップしやすい体が作れます。
ただし、筋トレだけではバストアップできないので、大胸筋のトレーニングに加えて、バストアップのための対策もあわせてしていくようにしましょう。

 

 

 


■筋肉の種類とバストアップ効果


 

筋肉には、赤い筋肉と白い筋肉があると言われています。

赤い筋肉はインナーマッスルとも言われ、脂肪燃焼に役立つ筋肉です。
鍛えることで、ダイエットなどをサポートします。赤い筋肉は遅筋とも呼ばれます。
筋肉が動く際に酸素を使用しながら収縮するので、赤い筋肉を鍛えるには、有酸素運動がおすすめです。
有酸素運動としては、水泳やジョギング、サイクリングなど持久力が必要なタイプの運動が多いです。
有酸素運動を行うと、体内の糖だけでなく、脂肪を燃焼させてエネルギーとして使用されるため、ダイエット目的の筋トレでは、赤い筋肉を鍛えるための有酸素運動を取り入れる人が多く見られます。
ただし、有酸素運動を30分以上継続しないと脂肪燃焼には至りません。

 

一方、

白い筋肉は短距離選手やボディビルダーなどが鍛えている筋肉で、鍛えれば鍛えるほど大きく膨らむ筋肉です。
曲げ伸ばしをするような筋トレを行うことで、鍛えられる種類の筋肉です。
白い筋肉は速筋とも呼ばれ、筋肉が動く際に酸素の使用量が少ない筋肉と言われています。
そのため、白い筋肉を鍛えるには、無酸素運動に分類されるダッシュやジャンプなどの瞬発力が必要なトレーニングがおすすめです。
持久力を必要とするジョギングなどではなく、10回以下の反復回数で限界がくるような高負荷を与えることがポイントになります。
いわゆる、高負荷低回数で鍛えることが、白い筋肉を効率良く鍛えるポイントです。

白い筋肉を鍛えると、基礎代謝が上がります。
基礎代謝が上がることは、バストアップにも役立ちます。

筋トレ女子がバストアップをしたいなら、大胸筋ばかりに着目せず、白い筋肉のトレーニングにも注目しましょう。

 

 


■白い筋肉を鍛えてバストアップを


 

白い筋肉を鍛えている方は代謝がいいので、バストアップ効果も出やすいです。

そこで、筋トレ女子におすすめしたいのは、

胸の土台を整える大胸筋の筋トレと、基礎代謝が上がる全身の筋肉を鍛える筋トレの両方を行っていくことです。

大胸筋の筋トレだけでなく、全身の筋トレもしっかりと行って白い筋肉を高めていくことで、よりバストアップ効果を上げていくことができます。
全身の筋肉を鍛える筋トレでは、腹筋などより、太ももの筋肉や背中の筋肉など、全身の筋肉の中でも広い面積を占めている筋肉を鍛えるほうが効果的です。
広い面積の筋肉を鍛えることで、効率良く全身の筋力を鍛えることができるためです。

 

 


■基礎代謝が上がるとバストアップにつながりやすい


 

基礎代謝とは、生命維持のために必要となる最小限のエネルギーを意味し、体温を維持したり、呼吸をしたりする際に使われ、寝ている間も消費されています。
基礎代謝が高まれば、体を維持するためのエネルギーがどんどん使われるので、ダイエットにも役立ちますが、一方で体の機能が活性化するので、体の巡りが良くなって自律神経のバランスやホルモンバランスも整い、女性ホルモンの分泌が活発になります。

女性ホルモンが分泌されても、体の巡りが悪いと、バストの発達に必要な乳腺にまで行き届きません。

ハリがあり、ボリュームのあるバストにするためには乳腺の発達が不可欠です。
乳腺が発達すると、そこに自然と脂肪もつき、バストのボリュームアップができます。
全身の筋トレを通じて白い筋肉の量を増やしていくと、基礎代謝もどんどん上げることができます。
その過程で体の巡りも良くなり、ホルモンバランスも改善され、女性ホルモンの分泌も盛んになるので、筋トレをしていない女性より、より効率的なバストアップが可能です。
その意味で、筋トレ女子は、バストアップのチャンスが高いです。
積極的に筋トレすべき筋肉や鍛え方を間違わずに筋トレすればバストアップに役立ちます。

 

 


■まとめ


 

筋トレ女子でもバストアップは可能です。
ただし、世の中でよく言われている大胸筋を鍛える筋トレだけでは、バストアップにはつながりません。
大胸筋を鍛えることは、バストの土台をしっかりと整えるうえでは無駄にはなりません。

筋トレをするなら、大胸筋を鍛えるだけでなく、全身の筋肉を鍛えることも大切です。
全身の白い筋肉を大きくすると基礎代謝が上がり、代謝が高まるのでバストアップ効果も高めることができます。
筋トレ女子がバストアップしたいなら、胸の土台を鍛える大胸筋トレーニングと全身の筋肉を鍛えるトレーニングの両方を行いましょう。

特に太ももの筋肉や背筋など、体の中でも大きな面積を占める筋肉を鍛えてあげるとより効率的です。