C o l u m n

2024.04.08

バストケア

胸の位置が低い・下がってきたと感じたらすべきバストケア4選

ふと鏡に映った自分を見たときに、胸の位置が気になったことはありませんか?
 
胸の位置が下がると胸は小さく、体は太って見えるほか、老けて見えてしまうこともあるため、できることならば元の位置に戻したいですよね。
下垂の原因は人それぞれなのでプロによるアドバイスを受けることも大切ですが、サロンへ行くまでの期間にセルフケアを行っておくと良いでしょう。
今回は、胸の位置が下がってしまう原因や下がって見える理由、下がりにくくするためのバストケア方法を紹介していきます。
 

 


■胸の位置が下る原因は?


 

35歳以上の女性の約9割が感じている「胸の位置の低下」ですが、なぜバストは下がってしまうのでしょうか。
 
主な原因は次の3つです。
 
・クーパー靭帯の衰え
・骨格に合わない下着を着用している
・猫背や巻き肩などの姿勢の悪さ
 
 
それぞれの原因を知った上で適切なケアを行えば、年齢に負けない理想のバストラインも決して夢ではありません。
 
▶胸の位置が下がる原因① クーパー靭帯の衰え
 
バストは肋骨を覆う形で大胸筋に広がっており、その上に乳房がぶら下がる形で構成されています。
肋骨や大胸筋の土台と乳房をつないでいるのがクーパー靱帯ですが、クーパー靭帯は、バスト全体に広がる繊維状のコラーゲン組織で構成されており、
乳房に皮膚や筋肉につなぎ止めておく役割があるため、美しいバスト形成には欠かせない存在です。
 
しかしクーパー靭帯は胸の揺れに伴って引っ張られるため、伸びたり切れたりすることで損傷してしまいます。
損傷した部分は元に戻せないため、大切に扱う必要があるでしょう。
 
クーパー靭帯損傷の主な原因をみていきましょう。
 
1.加齢による衰え
クーパー靭帯は、コラーゲンの束で構成されています。
コラーゲンは25歳をピークに減少していくと言われているため、加齢によってクーパー靱帯の強度も弱ります。
強度が落ちると負担も増えるため、歳を重ねることで胸の位置が下がりやすくなる傾向にあると言えるでしょう。
 
2.猫背や巻き肩で姿勢が悪い
猫背や巻き肩などの悪い姿勢もクーパー靭帯損傷の要因になります。前傾姿勢では大胸筋がうまく機能せず、クーパー靭帯への負担が増大します。
 
3.妊娠や出産でバストが大きくなる
妊娠や出産によってバストが大きく重くなると、その分だけクーパー靭帯に負担がかかります。それによって、クーパー靭帯損傷につながりやすくなるでしょう。
 
4.ノーブラやサイズの合わない下着で過ごす
クーパー靭帯の負担を軽減するためには、適切なブラジャーでバストをしっかりと支えることが大切です。
ノーブラで過ごす時間が多かったり、サイズの合わない下着で過ごす時間が長いと、その分、クーパー靭帯への負担も大きくなるでしょう。
 
 
 
 
▶胸の位置が下がる原因②骨格に合わない下着を着用している
 
骨格に合わない下着を着用していると、バストを支えることができず、胸の位置が下がる原因になってしまいます。
骨格は「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3つに分類でき、骨格タイプによってバストの位置も異なるので、自分の骨格タイプを知り、体型に合ったブラジャーを選択しましょう。
 
体格にあったブラジャーを選べばバストの位置が整い美しく見えるほか、クーパー靭帯の負担も減らせます。3つの骨格タイプと、最適なブラについてみていきましょう。
 
 
1. ストレートタイプ
ストレートタイプは、筋肉質でメリハリのある体型をしています。胸板に厚みがあるのでバストが大きく見え、バストの位置が高いのが特徴です。
胸を大きく見せるバストアップブラは、着太りして見えるのであまりおすすめできません。バスト全体をしっかりと支えるものを選びましょう。
 
2. ウェーブタイプ
上半身が細く、下半身にお肉が付きやすい骨格の方はウェーブタイプです。首が長く、なで肩の女性らしい体型ですが、バストの位置が低く胸元が貧相に見える傾向にあります。
バストを持ち上げるリフトアップブラが女性らしい魅力をより引き立ててくれるでしょう。
 
3. ナチュラルタイプ
筋肉が付きにくく、骨や関節が目立つナチュラルタイプは、バストの位置は低めで、横に広がりやすい傾向がみられます。バストをしっかりと寄せて持ち上げる脇高ブラがおすすめです。
 
 
 
 
▶胸の位置が下がる原因③猫背や巻き肩などの姿勢の悪さ
 
美しいバストを保つためには、正しい姿勢が欠かせません。猫背や巻き肩の前傾姿勢は、クーパー靭帯に負担がかかり、バストの位置を下げます。
特に最近はスマートフォンやタブレットの普及により、前傾姿勢が増えていると言われています。
 
 
 

 


■胸の位置を上げるために今すぐ始めるべき4つのバストケア


 

美しいバストは、正しいケア習慣から生まれます。大胸筋のトレーニングや肩周りのストレッチ、適切な下着選び、バストマッサージの4つのケアで理想の美バストを手に入れましょう。

 
1.下垂予防の近道は大胸筋を鍛えて胸の土台を作ること
バストの位置を高く保つために、大胸筋を鍛えましょう。大胸筋は上は鎖骨の下から横は二の腕、下はお腹の筋肉へと続く箇所まで広がっています。
胸全体を覆う重要な筋肉で、まさにバストの土台です。大胸筋を鍛えることで、バストを支える機能を向上させることができます。
 
具体的なトレーニングとしては「腕立て伏せ」や、ベンチにあお向けになってダンベルを使う「ダンベルベンチプレス」がおすすめです。
ただし、大胸筋を鍛えてもバスト自体が大きくなるわけではありません。バストは主に脂肪で構成されているため、筋トレで質量を増やすことは難しいのです。
 
目指すのは、バストの位置を高く保ち下垂を防ぐこと。正しいトレーニングを通して、美しいバストラインをキープしましょう。
 
2.バスト美人に不可欠な姿勢矯正は鎖骨、肩、背中の解きほぐしがポイント
猫背や巻き肩などの悪い姿勢はバスト下垂の要因になるため、早めに矯正を行いましょう。
筋肉がこわばって血行不良を起こしやすくなるのも問題です。血液が細胞に栄養を届けるのを妨げて、バストサイズがダウンすることもあります。
 
鎖骨、肩、背中のストレッチを行うことで、これらの悩みを解消しましょう。
ストレッチは猫背や巻き肩でこわばった筋肉をほぐし、正しい姿勢へと導くことが可能です。
 
硬くなった筋肉は自宅のストレッチだけでは、ほぐしきれないことも多いもの。
特に、巻き肩をセルフストレッチで矯正するのは時間がかかるため、自宅でのストレッチに加えて、プロの施術を受けてみるのもおすすめです。
 
3.昼と夜、トレーニング時のブラを見直すだけで美乳効果がアップ!
美しいバストのためには、用途に合わせた適切なブラを選ぶことも大切です。昼、夜、トレーニング時のブラを選ぶポイントをお伝えします。
 
日中のブラジャーは正しいサイズ選びがポイント
日中のブラは、正しいサイズを選ぶことが重要なので、定期的にバストサイズを測りブラジャーを見直しましょう。
正しいサイズを選ぶだけで、トップの位置が高くなる、腋や背中の段差が消えるなどの効果が得られます。
実際よりも小さめを選んでいる方も多く、採寸した結果、カップが2カップ大きくなったというケースは決して珍しくありません。
バストはデリケートでサイズが変化しやすいですから、3か月に1度の採寸がおすすめです。
実際のサイズよりも小さいブラジャーは血行不良の原因になったり大きなブラジャーは胸の揺れでクーパー靭帯の損傷につながったりと、サイズの合わないブラジャーを着けてもバストに良いことはありません。
 
ナイトブラは全体を優しく包み込むタイプが最適
ベッドに横になると、バストは広がり流れてしまいます。そして寝返りを打つたびにバストが大きく揺れて、クーパー靭帯にダメージが…。
睡眠中の流れ・揺れ対策を怠ると、日中のケアも効果が半減します。
寝ている間にバストの形が崩れないように、胸全体を包み込むブラを選びましょう。
また、肩紐が細いものは、肩に食い込んで血行が悪くなるのでおすすめできません。
 
トレーニング時はホールド力を重視!
トレーニング時は、通常のブラでは激しい揺れに対応できず、クーパー靭帯の損傷を招きます。
揺れを確実に防ぐ「スポーツブラ」を着用しましょう。バストを揺らさないことが目的なので、包み込むだけでなくホールド力を重視して選んでください。
 
4.美バストを目指す!バストマッサージの目的と効果
美しいバストには、マッサージも欠かせません。マッサージによって大胸筋の凝りがほぐれ、バストを支える機能が回復するので下垂予防につながるからです。
 
血行が良くなると乳腺や大胸筋の細胞にしっかりと栄養が送られることになり、バストアップ効果への期待も大きいのです。
デコルテ周辺の美しさも向上します。マッサージで老廃物を流せば、デコルテのむくみがとれて美しいシルエットが実現できるでしょう。
 
マッサージをするときは、摩擦で肌に負担がかからないように必ずクリームを使いましょう。
肌の滑りをよくしておくと、マッサージ中に肌を伸ばしたり胸を必要以上に揺らしてしまうのを防げます。
保湿成分をしっかり含んだクリームを使用すると、艶や張りのあるバストに見せることができますよ。
 
しかし、バストはとてもデリケートな部位です。マッサージの方法や力加減を間違えると逆効果になる可能性もあり、セルフケアだけでは目に見える効果は感じにくいかもしれません。
マッサージは正しい知識と技術を持つプロに任せると安心です。サロンでは専門的な訓練を受けたエステティシャンが、一人ひとりに合わせた安全で効果的な施術を行っています。
 
 
 
 
 
とはいえ毎日サロンに通うのは難しいですから、スペシャルケアとしてサロンで施術を受けてプロにアドバイスをもらいつつ、
次の施術までセルフケアを続けるサイクルがおすすめです。施術後にバストが目に見えて変わるのを経験すると、セルフケアのモチベーションも上がりますよ。
 
効果的に美バストを実現するためには、専門家による正しいアプローチとアドバイスが欠かせません。
バスト専門サロンの施術と自宅での正しいケアを組み合わせることで、理想のバストを目指すことができるでしょう。
 
ラグジュアリーサロン nineでは洗練されたプロの施術に加え、自宅でのケアもしっかりとサポート。
マッサージや正しい下着の付け方、食事・生活習慣などのアドバイスも行っています。バストラインが気になり始めたら、気軽にご相談ください。